ウコンの効能と効果

ウコンは昔から生薬として広く利用されてきました。

紫ウコン

希少価値の高いウコンと言われているのが「紫ウコン」です。
原産地はインドで、日本では奄美大島屋久島などで栽培されています。
「春ウコン」や「秋ウコン」に外見は似ているのですが、耐寒性が低いので生育させることや保存させることが難しいと言われています。
紫ウコンには他のウコンと違って主成分となる「クルクミン」がほとんど入っていません。

その代わりに「シネオール」とか「カンファー」とか「アズレン」といった精油成分がたくさん含まれています。
紫ウコンの期待される効能は、胃潰瘍の改善です。
日本人の40%以上が体内に持っているというピロリ菌が胃潰瘍の原因となります。
紫ウコンにはピロリ菌を除去するという効能があるため、胃潰瘍を改善することができるのです。

紫ウコンには血液をきれいにしてくれる効能があります。
腸の中に溜まってしまった老廃物を排出して血液を浄化してくれます。
抗酸化作用によって老化やガン予防の効果もあります。
排毒作用があるため、体に不要とされる重金属などを排出してくれる効果があります。

その他の効能としては、肝臓病や腎臓病、腹痛や下痢、糖尿病や高血圧や不整脈ぜんそく尿道結石、白内障や疲労回復など様々健康のために力を発揮するそうです。
さらに肩こりや腰痛、ダイエットなど美容関連にも効果があると言われています。
紫ウコンは他のウコンよりも特に苦みがきつくて飲みにくいため、料理などに調味料として少しだけ使うのがいいそうです。