ウコンの効能と効果

ウコンは昔から生薬として広く利用されてきました。

白ウコン


インド原産のショウガ科、多年草が「白ウコン」です。
ここで白ウコンの効能などについて説明していきます。
葉や茎の部分がショウガに似ていて別名を「ハナショウガ」と呼ばれています。

日本では沖縄で栽培されていて、沖縄では「ムザヌウッチン」と言います。
白ウコンはとても苦いので食用としては使いません。
昔から民間伝承薬として使われてきましたが、日本においてはあまり使われなかったようです。

そのため白ウコンの場合、乾燥粉末が沖縄で取り扱われているくらいで、生のウコンはほとんどないようです。
一部には白ウコンと紫ウコンを同じものとして扱っているところもあるようです。
しかし実際には紫ウコンと白ウコンは別物で成分も効能も違うものですから、同じような表記になっているものは注意した方がいいと思います。

白ウコンの中には「クルクミン」がほとんど入っていません。
その代わりに精油成分の「ゼルンボン」が入っています。
ゼルンボンは白ウコンの8割を占める成分で、ガン細胞を防止したり、免疫機能を活性化したり、メラニンの形成を抑制したり、消炎鎮痛などの効能があります。

白ウコンは膵臓によくて、糖尿病にも効果が期待できて、高血圧や痛風にも効果があり、水虫改善、疲労回復などにも効能を発揮すると言われています。
ゼルンボンは化学的反応が高くて、香料や抗菌剤、抗ガン剤にも応用できると期待されている成分です。

インドネシアでは、殺菌効果や疲労回復効果、血液浄化作用があるとして皮膚病や血液浄化をするために民間の伝承薬として使っています。